指の骨折、痛みの原因は『骨折ではなかった!』

症例

中学生女子、バレーボール部所属。

一週間前、転倒した時に左手第2指(人差し指)を突いた。整形外科に受診してレントゲンを撮ったところ、骨折(亀裂骨折・ひび)と診断されシーネ(取り外しできるタイプ)で固定され「全治4週間」と言われた。本人は「バレーボールの大切な大会があるから、4週間は待てない」早期復帰を熱望している。

処置

完全骨折ではなく「亀裂(ひび)骨折」なので固定を外して患部を観察したところ、指を突いた瞬間の「衝撃角度と周辺組織のダメージ」が明確に分かった。→「衝撃角度と周辺組織のダメージ」を逆算して正確に解消した。

結果

痛みがあって指を動かすことが困難であったが、動かしても「痛くない」状態になった。3日後には、患部の腫れは劇的に解消して「痛みも無くなった」。この様な適切な処置をすると「骨再生が劇的に早まり」競技復帰も可能になる。このケースで発症した「痛み」は、『骨の状態が引き起こしているのではない』という事実を認識して処置を行うことで、常識を打ち破る結果を導き出せるのだ。

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