肩関節亜脱臼後の『超回復』を可能にする条件とは?
症例
高校生女子バレーボール選手。
練習中にサーブを打った瞬間に右肩関節を亜脱臼(関節がはずれたような感じから戻った状態)して激痛が走った。発生から一週間が経過したが、処置はアイシングと固定のみ、右腕を動かすと痛みが出る状態なので練習復帰ができない。
処置
不必要な固定の連続で、腕部挙上(腕を上に挙げること)に極端な可動域制限(動く範囲の限界)があった。→固定の悪影響を取る処置を適切に行なった。
結果
腕が挙がるようになり、動作が可能な状態になった。3日後から練習に復帰した。『不適切な冷却(ice)と固定は「患部の状態を悪化させる』という典型的な症例であった。
- 2018.10.14
- 肩痛