肩関節亜脱臼後の『超回復』を可能にする条件とは?

症例

高校生女子バレーボール選手。

練習中にサーブを打った瞬間に右肩関節を亜脱臼(関節がはずれたような感じから戻った状態)して激痛が走った。発生から一週間が経過したが、処置はアイシングと固定のみ、右腕を動かすと痛みが出る状態なので練習復帰ができない。

処置

不必要な固定の連続で、腕部挙上(腕を上に挙げること)に極端な可動域制限(動く範囲の限界)があった。→固定の悪影響を取る処置を適切に行なった。

結果

腕が挙がるようになり、動作が可能な状態になった。3日後から練習に復帰した。不適切な冷却(ice)固定は「患部の状態を悪化させるという典型的な症例であった。

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