医療機関の『初期処置の悪さが招いた悲劇』

症例

高校生女子、チアリーディング部所属。

8月の上旬に足首の捻挫をして整形外科に受診したところ「足の甲の捻挫だね」と診断された患部に対する治療はまったく無く湿布と痛み止めだけを処方されて放置された。何日経っても痛みに変化はなく、膝周辺に痛みが出たり、股関節も動かなくなる等の症状が頻発した。約3ヶ月経過したが良くなるどころか、最終的には左足全体に違和感が出て「自転車にも乗れなくなった」。その間、整形外科にも通院したが「原因がわからない」と言われて絶望的な思いをしてきた。本人は、チアリーディングの練習への復帰を熱望している。

処置

歩行時にも痛みがあり「自転車にも乗れない」状態。股関節の屈曲(ももを上げる動作)に極端な制限があった。→足首の捻挫をした時点で医療機関が適切な処置を行わなかったために股関節周辺筋群の硬化(硬くなること)が悪化して現在の症状を誘発している。足関節が捻られた角度から、ダメージを受けた筋群を推測して「適切に修正」した。

結果

15分程度の調整で約3ヶ月間抱えていた症状が一気に改善方向に向かった。初期処置の悪さが二次災害的な「痛み」を発生させる典型的な症例であった

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