肩関節亜脱臼の『早期回復の方法』とは?

症状

大学生女性、バスケットボール部所属。

バスケットボールのプレー中に何度か肩関節亜脱臼(完全に関節は外れるのではなく、一度離れて戻った状態)を経験している。今回も「肩関節が抜ける様な感覚」があって、腕を動かすと痛みがあるのでプレー復帰できない状態。

処置

腕部(うで)を挙上(肩より高く挙げる)すると痛みがあって動かせない、ランニング動作でも痛みが発生する状態。→上腕二頭筋(うでの力こぶの筋肉)の慢性的な硬化(硬くなること)が何回も亜脱臼を引き起こす原因なので、全身バランスを修正して問題点を解消した

結果

腕部挙上が楽になり、ランニング動作での痛みも無くなった。2日後には、問題点はほぼ改善できて「競技復帰可能」になった。肩関節亜脱臼の処置は「アイシング(冷却)や三角巾による固定」が常識だが、不必要な固定やアイシング(冷却)は「自然治癒の妨げになる」という事実が明確になった症例である。

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