手首痛 編(TFCC損傷と手首の痛み) No,1
症状
部活動の練習後(バレーボール)手首に痛みを感じたので、整形外科に受診したところ『TFCC損傷』と診断されて「安静とサポーター固定」を指示されて1ヶ月以上経過したが「痛みはまったく変わらない」状態。
痛みの解消手順(痛みのカラクリ)
① 患部側の肩甲骨周辺の調整。
② 重要ポイントの改善。(別シリーズで公開予定)
③ 患部周辺組織の修正。
上記の問題点を①〜③の順番で適切に正常化させた。
院長から一言
*医師の診断と「痛みの原因が一致しない」のは何故だ?
『今回の事例は、「医師の診断が不適切である」ことを露見させる内容です。患者の顔さえ見ずに「レントゲンやMR画像ばかりを眺めて」診断を出す医師の多さに驚かされます。本来は、患部関連部位の動作や状態、全身バランスの確認と関連性の検証等の総合的判断をベースに「痛みの消失と早期回復」に取り組むべきなのですが、大半の医師は、単純なマニュアルに当てはめるだけで診断を出し、治療は「安静と固定」のパターンばかりです。「安静と固定」は治療ではありません「放置・怠慢・無能」です。医療のプロならば、患者に対して真摯に向き合い、もう少し頭を使った知性ある取り組みをすべきだと痛感します。』
<お知らせ>
「痛みのカラクリ」シリーズは、「痛みの発生の原理」を簡易的に解説している動画です。今後は、各症例に対して「痛みの発生の解剖学・神経学的原理」「痛みの解消の具体的手法」「痛みの予防とリハビリの具体的方法」等の専門的コンテンツを作成していく予定です。